社会不適応を招く可能性
電子ゲームが普及し始めた時から、「ゲームと社会不適応」については、様々な議論がされてきました。
その構造は、
ゲームに没頭する
↓
直接的なコミュニケーションの量が減る
↓
コミュニケーション発達を阻害される
↓
社会不適応になる、というものです。
確かに一理あるように思われます。
しかし結論からすると、ゲームが社会不適応の人格を形成することはありません。
ただ、全く無関係とも言えません。
まず、人格形成という点においては、思春期に入るまでの期間、12歳くらいまでが最も重要であると考えられています。
ですから、その時期までの環境や取り組みが、その後の人生を左右することは、紛れもなく事実です。
但し、個々に生まれ持った個性は、そう簡単には変えられません。
元々、内向的な子、社会不適応な子が、普段から他人との接触が希薄で家にいることが多く、そのことがきっかけでゲームに没頭する、という構造になるのは必然でしょう。
つまり、ゲームが社会不適応を招くのではなく、元々の社会不適応性が、人をゲームに没頭しやすくする、ということです。
内気な子と社交的な子が同じ環境にいても、ゲームに没頭するかしないかにおいては、差が生じるものと思われます。
但し、コミュニケーション能力は実践的なもので養われるので、その時間もなくゲームを続けるという点では、やはりゲームをすることは大きな問題になってきます。
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