子供とゲーム・メディアの危険な関係

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メディア革命の1980年代

テレビが普及し、インベーダーゲームやゲームウォッチのような電子ゲームが普及し始めたばかりの頃、多くの人たちはまだ電子ゲームのその後の発展と、それに伴う悪影響について、深く考えてはいませんでした。

しかし、その状況が急変したのは、1983年にファミリーコンピュータ(以下「ファミコン」)が登場した時のことです。

厳密に言うと、ファミコンの登場自体は、私たちにはさほど危機感を抱かせるものではありませんでした。

何故なら、どの遊びにもブームという状態があり、ブームが下火になれば、忘れ去られるのが常だからです。

しかし、ファミコンのその後の人気の伸びは、異様とも呼べるものでした。

子供たちはファミコンに熱中し、我を忘れ、時間を忘れるようになり、そして電子ゲームは更なる発展を遂げることになったのです。

その人気に追い打ちをかけたのは、「スーパーマリオブラザーズ」や「ドラゴンクエスト」というメガヒットソフトの登場によるものです。

そして、テレビゲームの登場と進化に伴い、その悪影響に関する指摘の声が上がり始め、1988年の「ドラクエ事件」で、その問題意識が決定的なものになります。

また更に、80年代終わりにはビデオデッキの家庭普及も始まり、通常のテレビ視聴、テレビゲーム、ビデオ鑑賞を総合すると、子供たちがテレビに向かう時間が驚異的に増えたことは、想像に難くないでしょう。

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