ケータイと子供
90年代までは、携帯はあくまで大人の持ち物であったと思います。
そしてその用途も、通話が第一で、メッセージ機能も多く使いましたが、それ以上の機能を、特に使いこなしていたわけではありませんでした。
しかし2000年代に入ると、大人がケータイに依存するようになり、また子供にもケータイ所有者が増えました。
勿論、子供には稼ぎがないので、親の出資で子供たちはケータイを手にするのですが、親は主に連絡手段として子供にケータイを与えることが多いようです。
この点は、街中に公衆電話が減った現状を考えれば理解できます。
しかし統計を見ると、親が出資しているケータイで、子供たちはメールもゲームも比較的自由にやっていることがわかります。
「『メディア漬け』で壊れる子どもたち」(清川輝基・ 内海裕美著)によると、小学生の場合、ケータイの用途で一番多いのが通話で、約20%の割合です。
しかし、メールも頻繁に使っており、約18%と通話に匹敵するほどの頻度で使われています。
そのほか、サイト閲覧やゲームは10%未満と、通話に比べて利用頻度は格段に少ないのですが、中学生、高校生になると、通話よりもメールやネット、ゲームなどにケータイを使う割合がぐっと増えます。
ケータイが手元にあれば、外出先でもゲームができ、ウェブ検索ができ、そして勿論メールもできるので、ケータイに依存する子供が増えるのは必至です。
メディア発達の変遷
なぜゲームに魅了されるのか
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メディアと正しく付き合うために
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