子供とゲーム・メディアの危険な関係

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脳内で起こる変化

人が集中力を発揮する時、脳内ではドーパミンが大量に分泌されています。

そして、ドーパミンは集中力と関連する脳内伝達物質であると同時に、依存症傾向とも深く関わりがあり、ニコチン依存症、薬物依存症といった物質的な依存症と、ギャンブルやセックスといった行動に関する依存症の双方で、ドーパミンの大量分泌が関係します。

ですから、ゲームで集中している時には、脳が諸々の依存症症状と似たような状態になっている、という推測が成り立ちます。

また、脳内ではドーパミンだけでなく、交感神経を活性化させるアドレナリンも分泌されます。

交感神経は睡眠と大きく関係していて、人は活動的な時には交感神経が働き、夜寝る体制になると、副交感神経が働きます。

副交感神経により脳がリラックスして、眠りに落ちることができるのです。

ところが副交感神経の活性化を阻害してゲームにのめり込めば、当然眠れなくなります。

ですから、ゲームをやり続けること、特に夜、本来副交感神経が活動している時間帯にゲームをすることは、睡眠不足状態を招くことになるのです。

発育の大切な時期に睡眠不足に陥り、脳内のバランスを乱すことは、脳内の機能を正しく活性化できなくする要因にもなり兼ねません。

勿論、気分転換程度にゲームをやることには問題はないのですが、ゲームの「やり続ける」ことは、脳にあまり良いこととは言えないようです。

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