子供とゲーム・メディアの危険な関係

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モラルの低下

暴力と関連する問題で、ゲームをすることにより、モラルの低下が心配されます。

ゲームというのは、諸々の魅力により人々を惹きつけているので、そこで起こる出来事に影響されるのは、避けがたいものです。

それを利用して、悪質な会社や宗教団体が、勧誘目的の無料ゲームを作り、提供していることがあります。

アメリカのネオナチの団体では、幾つかの無料ゲームを提供していて、そこで自分たちの考えを正当化しています。

もし、彼らの作ったゲームが面白かったら、やってしまう人がいてもおかしくありません。

そこで不道徳な価値観に抵抗感をなくせば、実生活での価値観も変わっていく可能性があります。

ゲームに年齢制限があるのは、何も暴力を取り締まるだけではありません。

世の中には、ポルノや犯罪、人種差別などを題材にした様々なゲームがあります。

それらが未成年では簡単にできないようになっていても、ポルノや犯罪要素を多少含む合法的なソフトはいくらでもあります。

モラルの問題で、ゲームを通じて子供たちに悪影響を及ぼす可能性というのは、無限にあるのです。

そして、人格や価値観形成期にそういったゲームに触れ続けるのは、危険です。

90年代の日本を震撼させたオウム真理教は、アニメを使って洗脳活動を行っていました。

ですから、アニメよりも更に影響力を持ったゲームで人の心を操ろうとする人が現れても、不思議ではないでしょう。

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