子供とゲーム・メディアの危険な関係

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イギリス

イギリスには、「青少年インターネット環境整備法」のような法律はなく、ネットに関する事柄は、あくまで自己責任という前提があるようです。

しかし、イギリスでも若者のネット依存やゲーム中毒問題が深刻化しています。

そこでイギリスでは、ユニークなアイデアを持つ人物が現れました。

ファンタジー小説家のイアン・リビングストーン氏と精神科医のリチャード・グラハム氏です。

リビングストーン氏は、オンラインゲームが人々にプラス要素をもたらす可能性を探っています。

とあるゲーム関連のサミットでは「いかにゲームが良い方向に変化していけるか」という公演を行い、ゲーム産業が人に役立つ産業に変わっていく道を模索しているという趣旨のことを述べています。

イギリスには「ゲーム・エイド」という、ゲーム産業とチャリティ団体の橋渡しをする組織があり、そこでリビングストーン氏は、社会的弱者(身体障害者、貧困層の人など)に対し、ゲームを使った「生活の質の向上」を提供する試みを始めました。

一方、グラハム氏は、ゲーム中毒になっている若者を直接カウンセリングすることに限界を感じ、ネットゲームにカウンセラーを送り込み、ゲームの世界でカウンセリングを行うという非常に新しい試みを提案しました。

このオンラインセラピーの組織は、2009年末までに発足しましたが、いち早く実用化されることを切望する親も多いと思われます。

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