受動的行為のみのテレビ
テレビゲームやケータイとパソコンでのメールでは、こちらから画面の中の出来事に参加していくことが可能ですが、テレビはあくまで見るのみです。
つまり、こちらから言葉を発しようがリアクションを示そうがテレビの内容には微塵のブレもなく、テレビ画面から流れる映像に対して受動的になるしかないのです。
この点が、テレビ悪影響論の最も大きなポイントだと思われます。
私たちはただ画面を見続けると、画面とのコミュニケーションがないことで、次第に「画面の中のことは自分とは関係ない」という刷り込みがなされていきます。
そうすると、テレビで何を見ても、感情の起伏が乏しくなります。
本来、生で体験すれば壮絶であるはずのニュースの内容も、外側から見ているだけなので、壮絶なこととは実際には感じられません。
あくまで「他人事」で終わってしまうのです。
私たちもテレビが放送するニュースや現実で起こった話を聞いてもピンと来ず、例えばハリケーンでアメリカのとある地域で大きな被害に遭ったということを見ても、それが自分の身の上に起こるとは思えないでしょう。
このような受動行為を繰り返すことで、映像に大きく影響される一方で、感情が平坦になっていくことが危惧されます。
そして、知らず知らずに暴力シーンの映像が刷り込まれていて、世界には暴力が溢れていることが普通だ、と思ってしまうことも大変危険なことだと思います。
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