子供とゲーム・メディアの危険な関係

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脳のトレーニング

2000年代半ばに、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が流行ったことを記憶している方は多いと思います。

このゲームを監修した川島隆太氏は、脳機能を研究する医学者です。

川島氏は主に、老人の痴呆症における脳機能の再活性化と回復、幼児の脳機能発達促進について研究されていますが、そこで大きな研究成果を得た理論を一般にもっと普及させる方法として、DSによるトレーニングプログラムを開発しました。

これが大ヒットを呼び、「脳トレブーム」を引き起こしたことは言うまでもありません。

川島氏はまた、全ての世代に共通する脳機能発達、再活性化について現在も研究していますが、その中には、私たちがゲームを日常生活に有効活用するための大きなヒントがいくつも含まれてます。

例えば、ゲームの直後には、前頭葉の働きが鈍くなることが明らかになっているそうです。

前頭葉は、思考能力を司る脳部位です。

このため、ゲーム直後に勉強すると、前頭葉が鈍っているために効果的な結果が得られず、ゲームをするなら勉強後のほうがいい、ということがいえます。

脳に負担をかけないようにゲームを行うという意味で、この理論は活用されるべきでしょう。

川島氏が提案した脳トレゲームのようなものは、ゲームを利用して、脳機能を向上させる働きがあるものと思われます。

こういうものが子供の楽しみに加われば、ゲームはむしろ長所となりえるでしょう。

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