子供とゲーム・メディアの危険な関係

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浮き彫りになる悪影響

先に述べた「ドラクエ事件」では、子供たちが学校よりもゲームを優先させる姿が浮き彫りになり、それが大きな社会問題として取り上げられましたが、そのほかにもゲーム環境が進化すればするほど、多方面にその問題が波及していくことになりました。

1993年、イギリスでゲームに熱中していた男の子が、てんかん発作で死亡するという事件が起きました。

ここでは、ゲームから発せられる光がてんかんを誘発したことが議論の争点となりましたが、いずれにしても、ゲームに長時間神経を集中し過ぎると、感情面の問題が起きるだけでなく、健康被害にまで及ぶことがあるということが新たに浮かび上がったのです。

ゲームでの悪影響が現実で見える形で現れるたびに、ゲームに対する悪影響を声高に唱える人が増えるのは、言うまでもありません。

しかし、ゲームの進化を止めるまでにはなりません。

ゲーム業界は、やがてその形態を様々に変えながら進化していくことになります。

電子ゲームの一種である「たまごっち」が発売されたのは1996年のことですが、ここでは、電子ペットにかける愛情が、現実のペットにかける愛情よりも大きくなるという人が多くいました。

筆者は一度「たまごっちを見てて」と、たまごっちのお守りをさせられたことがありましたが、よく考えると、自分がお守りをしている相手が機械なので、何となく奇妙に思えたことを記憶しています。

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