映像における暴力性
映像でも、当然ながら、暴力的シーンを多く含むものに関しては、その放映に関して視聴者に悪影響を与えているという見方が一般的です。
元FBI心理分析官のロバート・レスラー氏は、「昔の暴力映画(西部劇など)には、そこに必ずロマンスがあった。ところが現在は暴力やセックスが中心の映画が増え、暴力的なものが美化され、セックス=暴力という映像が若者に刷り込まれている。そこに影響を受けないはずはない」としています。
アメリカでも80年代あたりからホラー映画がメジャーになり、多くの観客を動員することになりました。
日本でも、それまでの「怪談話」から、欧米式ホラーの要素を含むストーリーが映像化されるようになり、特に2000年代に入ってから、日本式ホラーは世界で認められるくらいにマーケットが拡大しました。
そして、日本でもフィクション映像で暴力シーンが大幅に増えたのではないかと思います。
そのような刺激の強い映画やDVDを、成人期に入る前から見続けていたら、少なくとも、暴力とセックスに対する価値観は歪んでいく可能性があります。
映画館に入れず暴力的な映画が見られなくても、何とかすればDVDは借りられることがあり、ホラーや暴力要素の強い映像が日本でも簡単に手に入るようになったことは、若者の心に悪影響を与える映像が身近にある時代になった、ということでしょう。
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